野鳥との付き合い方
皆さんはどのくらいの種類の野鳥をご存知ですか。
「スズメとカラスくらい」とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。日本で見られるスズメやカラスに も、実はいろいろな種類がいます( ex. ハシブトガラス、ホシガラス・・・ etc. )。野鳥の名前を覚えると、屋外で鳥を見る楽しみも増えることと思います。
「野鳥」の本を片手に、まずは庭や公園など身近なところから野鳥観察をはじめて みてはいかがでしょうか。
野鳥には美しい色合いの鳥や、素晴らしい鳴き声の鳥などがたくさんいます。もしかしたら、このような 鳥を見ていると、「ぜひ飼ってみたい」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
しかし日本の法律では日本産の野鳥を飼うことは禁止されております(マヒ ワ、ウソ、ホオジロ、メジロに関しても飼養の申請または許可が必要です)。野鳥は自然の中にいてこそ、その良さを最大限に発揮できるのです。もし鳥が飼い たいのであれば、美しい文鳥や鳴き声の素晴らしいカナリヤ、そして愛らしいセキセイインコなど、飼い鳥として確立された種類をお求めください。
くれぐれ も、自分で捕獲しようなどとは考えませんように。
野鳥の繁殖季節になると、「親からはぐれたらしい」と、ヒナ鳥がよく病院に運び込まれます。しかし多くの場合、実はヒナ鳥の近くに親鳥がいて、見守っていることが多いのです。また、もともとうまく飛べない時点で巣立ちを向かえる種類の鳥もたくさんいます。
ですから、ヒナ鳥を見かけても連れて帰ったりせず、周りが危険な環境でないならばそのままそっとしておきましょう。