鳥さんの通院時の保温対策1~注意点
冬に鳥さんを病院に連れていらっしゃる際の保温対策について
寒い時期に具合の悪い鳥さんが受診で来院される時は保温が必要です。
鳥さんが寒がって膨らむことがなく、暑がって翼を広げることもないような状態を目指します。
寒いと鳥さんの状態は悪くなりやすのですが、暖めすぎると今度は熱中症で具合が悪くなることがあります。
【鳥さんの通院時の保温対策2】に参考事例を載せています。併せてご覧ください。
保温温度
具体的には25~30℃程度がちょうど良い鳥さんが多いようです。
鳥さんによって適温は違うので、道中でときどき鳥さんの様子を確認し調節してあげてください。
使い捨てカイロや湯たんぽなどを熱源としてひざ掛けやマフラーでキャリーケージを包むと暖めやすいです。
カイロや湯たんぽなどは鳥さんが暑がり出した時にはずせるよう、基本的にケージの外に設置します。
しつこいようですが時々鳥さんの様子を目で見て確認すること!
過去には冬場の通院時に暖めすぎて病院に着いた時には熱中症になっており、そのまま入院した鳥さんもいますので油断はできません。
使いやすい保温器具
保温用の器具として使いやすい物は湯たんぽや使い捨てカイロです。
湯たんぽ
ホットドリンク用のペットボトルにお湯を入れても使用できます。お湯が漏れると鳥さんの負担になりますので漏れないよう注意しましょう。
温度は人がぎりぎり直接触れる程度までにとどめた方が安全です。また、布などで巻いてケージに直接触れないようにすると火傷などのトラブルを布防ぎやすくなります。
いざ出かけてから鳥さんが寒がっていることに気づいたら、コンビニエンスストアや自動販売機でホットドリンクを買って入れてあげると即席の湯たんぽとして使えます。
使い捨てカイロ
温度が上がってくるまでに時間がかかるため、出発の30分程度前には準備をした方がよいでしょう。
また、冷たい場所に置くと温度が下がることがあるため単独で外気に晒しながら使うような保温方法には向きません。カイロの外を毛布で巻くなどして温度が下がらないようにしましょう。
注意点
プラスチックケージの四方に使い捨てカイロを貼り付けるとケージ内の温度が上がりすぎて鳥さんが熱中症になりかねません。
カイロを貼る時は1つか2つ程度にし、時々鳥さんの様子を覗いて寒がっているようならカイロを足すか、コンビニエンスストアや自動販売機でホットドリンクを購入して入れてあげましょう。
【鳥さんの通院時の保温対策2】に参考事例を載せています。併せてご覧ください。
具体的な保温の状況は飼い主様より提供いただきました写真を掲載しています。
写真を提供いただき、ホームページ上で使用することを許可下さいました飼い主様、ありがとうございます。
これを見て下さった方、写真の転載はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。